ポジティブもネガティブも、どっちも私。「ゆるりと生きる」ために気づいたこと

インテグレイティッドヒーリング

10年ほど前、コーチングのセミナーで「ポジ変」というワークを体験しました。ネガティブな思考をポジティブな思考に変換する、というものです。

当時の私は、「これは良い人生を作るためにとても大切なこと」と受け取りました。

そして、ネガティブな思考をできるだけ考えないようにしよう、と努力し始めたのです。

でも、頑張れば頑張るほど、だんだんしんどくなっていきました。自分の気持ちを抑え込んでいる苦しさを感じるようになったのです。

「ポジティブ」「ネガティブ」という言葉に敏感になっていた頃

思い返すと、私が若い頃は、ポジティブとかネガティブという言葉はそれほど身近ではありませんでした。

それがいつの間にか世の中で当たり前に使われるようになり、「ネガティブはダメ、ポジティブが正解」という空気が広がっていったように思います。

私もその言葉に過敏になり、自分の中に湧いてくる感情に「これはネガティブだからダメ」とジャッジを下す時期がありました。

今思えば、感情に良い悪いをつけること自体が、自分を苦しくさせていたのだと思います。

世の中の風潮が変わっていった

それから何年か経って、「無理にポジティブに変えなくてもいい」という考え方を知りました。

知った、というより、世間の風潮が「ネガティブをポジティブに変えるのが当たり前」から「それはちょっと違うよね」へと変わっていったのだと感じています。SNSでもそういった言葉を目にするようになり、「そうだよなぁ」と心から思いました。

ポジティブは必要だけれど、無理にすることは違う。

落ち込みたいときは、落ち込んだらいい。

ずっと落ち込み続けるのは良くないけれど、きっと人生にはそれぞれのタイミングがあるはずです。

感情が揺れ動くのは、自然なこと

では、どうすればいいのでしょうか。

私なりの答えは「ゆるりと生きる」ことです。

ネガティブな自分も、ポジティブな自分も、どちらも受け入れる。

感情は日によって揺れ動きます。

外から入ってくる情報や人間関係

その日の体調、食べ過ぎてしんどくなることもあれば、気温や気圧のように自分ではどうにもできないものにも左右されます。

そう考えると、毎日同じ感情でいられるほうがよっぽど不思議ではないでしょうか。

受け止め方は、少しだけ変えられる

感情そのものはコントロールできなくても、「受け止め方」はどうにかできると私は思っています。

たとえば、病院で長時間待たされているとき

「いつまで待たせるの」とイライラするのか、「読みたかった本がたくさん読める」と思うのか。

ここで大切なのは、無理にポジティブに変換しないことです。

イライラする自分を否定せずに、「その中で楽しめることは何かな」と探してみる。 

それだけで、気持ちがふっと変わることがあります。

内側とつながるということ

私は「インテグレイティッドヒーリング」を通して、潜在意識、つまり自分の内側とつながることを大切にすることを知りました。

ネガティブな感情を消そうとしたり、ポジティブに塗り替えようとしたりするのではなく、その感情が何を伝えようとしているのかに、耳を傾けてみる。

あのとき私が感じていた「抑えている苦しさ」も、内側からの大切なサインだと今ならわかります。

感情は、敵ではなく、内側の自分からのメッセージ

ポジティブな日も、ネガティブな日も、どちらも大切な一部。

今日の気持ちを、ジャッジせずに、ゆるりと受け止めてみる。

その先に、内側とのつながりが待っているのだと感じています。