自律神経失調症 ピラティスで改善した私の体験
前回のブログでは、ピラティスを続けることで私の側弯症が改善し、自律神経失調症までも改善した体験をお話ししました。
では、なぜ背骨が整うと自律神経の不調が改善するのか?
今日はその理由についてお伝えします。
背骨と自律神経の関係
背骨は、脊髄神経や自律神経幹が通る「大切な通り道」です。
そのため、
• 姿勢の悪さ
• 骨格の歪み
によって自律神経が圧迫されると、交感神経・副交感神経のバランスが乱れ、
• 頭痛
• めまい
• 肩こり
• 内臓の不調
といった様々な症状が現れてしまいます。
歪みがなくても自律神経は乱れる
「自律神経失調症は背骨の歪みが原因のときだけ改善できる」と思われがちですが、実はそうではありません。
歪みがなくても、一日中体を動かさない生活を続けていると、背骨まわりの筋肉が硬くなり、自律神経の働きは悪くなります。
体調が悪いと言って病院へ行くと医師から言われる言葉は
「安静にしてください」ですがときには体を動かすほうがよいときもあります。
動くことで
• 全身の筋肉が連動する
• 内臓の働きが良くなる
• 呼吸がしやすくなる
といったプラスの変化が起きます。
体からのアプローチが心にも影響する
全ての体調不良の方に当てはまるわけではありませんが…
少しずつでも動けるのであれば動くことを選択してみてください。
体調が悪くてできなかった動きが少しずつできるようになると、気持ちに余裕が出てきます。
「心が先か?体が先か?」と問われると、私は体が先だと思っています。
• 心のケアをしたいと思っても、体が重くて頭が回らないことがあります。
• でも体を動かし始めると、最初は疲れるかもしれませんが、だんだんと変化を感じられ、それが気持ちにつながっていきます。
どんな運動でもいいのか?
「体を動かせば何でもいいの?」と思われるかもしれません。
私の答えはNOです。
私の経験から
ピラティスに出会う前、私はエアロビクスのインストラクターをしていました。
さらにママさんバレーや地域のバスケットボールにも参加していました。
その頃は「どんな運動でもいいから体を動かせば元気でいられる」と思っていました。
でも実際には、体調は悪くなり、自律神経失調症になってしまったのです。
ハードな運動を「無理してでも続ける」ことが、逆に体を追い込んでいたのでした。
自分に合ったペースで動くことが大切
運動は「無理をしてでもやる」ものではありません。
自分の体と心の声を聞き、合ったペースで動くことが大切です。
ピラティスはその点で、体を無理なく整え、心にまでアプローチできる運動だと私は実感しています。
👉 まとめると
• 姿勢と背骨の状態は自律神経に直結している
• 動かないことも不調の原因になる
• 無理をせず、体に合った運動をすることが大切
• ピラティスは心身の両方に働きかけてくれる
「あなたは今、体と心のどちらを優先していますか? もし両方整えたいなら、まず体を動かすことから始めてみませんか?」