「変わりたいのに、変われない」
そう感じたことはありませんか?
体重のこと、姿勢のこと、体質のこと。
そして、つい同じことで悩んでしまう思考のクセなど
頭では「変わりたい」と思っているのに、なぜか現実は変わらない。
その背景には、これまでの人生で刷り込まれてきた“思い込み”があるのかもしれません。
あなたにとって「80歳」はどんなイメージですか?
少し想像してみてください。
これまでの人生で出会ってきた80歳の女性が、
みんな体のどこかが痛くて、腰が曲がり、杖をついて歩いている人ばかりだったとしたら――
あなたの中で「80歳=そういうもの」というイメージができあがっていませんか?

反対に、出会ってきた80歳の女性が、
姿勢がよく、元気で、生き生きと好きなことを楽しんでいる人ばかりだったとしたらどうでしょう。
きっと「80歳って元気なんだ」という印象になりますよね。

同じ80歳でも、見てきた景色によって、未来のイメージは大きく変わります。
私たちは、自分が見てきたもの、信じてきたイメージに、想像以上に影響を受けながら生きているのです。
「体を変えたい」と言いながら…
ある方がこんなふうに言いました。
「体を変えたいから、ピラティスに来ました。」
けれど実際には、
・すぐに変化が出ない
・もともと運動が苦手
・仕事や家事で時間がない
そんな理由から、続かなくなってしまうことがあります。
そして、そのときに出てくる言葉は――
「遺伝だから痩せにくいんです」
「母も腰が曲がってきたから、私もそうなると思います」
その先に続くのは、
「だから、無理なんです。」
知らないうちに、自分が思い描いている未来に近づく言葉を選んでしまっているのです。
人は、イメージした未来に近づいていく
人は、自分が強くイメージしている未来に近づくと言われています。
「どうせ母と同じようになる」
そう思っていれば、その未来に向かう選択を無意識にしてしまいます。
でも、
「年齢を重ねても姿勢よくいたい」
「何歳になっても自分の足で歩き、好きなことを楽しみたい」
そう具体的に思い描いている人は、日々の行動が少しずつ変わっていきます。
ここで大切なのは、
“体が動かない”のか、
それとも“動かない選択をしている”のか、という視点です。
「もう歳だから」と思えば、年寄りの行動を選びます。
「今の私なりに動ける」と思えば、できる範囲で動き出します。
年齢そのものよりも、
“どんな前提で自分を見ているか”が行動を決めているのかもしれません。
未来は、小さな選択の積み重ね
「動く」と決めれば、選択が変わります。
エレベーターではなく階段を使う。
5分だけ体を動かしてみる。
姿勢を少し意識してみる。
ほんの小さなことでも、それを選び続けることで未来は変わっていきます。
未来は、ある日突然変わるものではありません。
今日の選択の積み重ねが、半年後、1年後の自分をつくっています。
本当に“遺伝”だけでしょうか?
もし5人姉妹がいたら、
全員がまったく同じ人生、同じ老後になるでしょうか。
遺伝は確かに影響の一部です。
でも、日々の習慣、思考、選択もまた、未来をつくる大切な要素です。
本当は変わりたい。
でも頑張るのは大変。続けるのはしんどい。
その葛藤の中で、
「遺伝だから仕方ない」と未来を決めてしまっていないでしょうか。
何歳からでも、選び直せる
若いほうが有利なことはあるかもしれません。
けれど、何歳でも、
今この瞬間から未来は選び直せます。
老後は、突然やってくるものではありません。
1年後の自分も、
半年後の体も、
明日の気分さえも、
今日の選択の先にあります。
あなたは、どんな未来を想像していますか?
明るく、軽やかに動ける自分でしょうか。
それとも、「もう仕方ない」とあきらめた自分でしょうか。
未来は、今この瞬間からつくることができます。
私は、何歳になっても
自分の可能性を信じて選び続ける人でありたいと思います。

